ビジネスキャンバスで新たなビジネスを展開
最近はやりのビジネスキャンバスについて勉強してみた。新しいアイデアを思いついても、それで利益が出なければ事業にはならない。どういう価値をどうやって創造して、どう利益を得るのかをまとめる為の便利なツールがビジネスキャンバスである。
開発目線と営業目線の両方から新規事業を検討するのにとても優れたツールだと思う。
下図がビジネスキャンバスのフレームワークである。
中央に創造する新たな価値があり、その左側には価値創造の為の活動。右側には価値を提供する顧客との関係。下半分にはコスト、収益関係が書かれる。
これでA4シート1枚で大まかな事業の流れが分かるという優れものである。
価値創造の活動 | 価値 | 顧客との関係 |
コスト構造 | 収益の流れ |
なお、下記サイトがビジネスモデルキャンバスの本家のサイト。
www.strategyzer.com
ビジネスキャンバスモデルの詳細
Value Propositons(価値提案)
顧客のどんな問題を解決するために、どんな価値を提供するのかを明確にする。
ここはユーザーエクスペリエンスが大切になってくる。
Key Activities(主要活動)
価値を提供する為の主要な事業活動は何かを明確にする。
製品開発に限らず、流通面改善かもしれないし、収益構造改善かもしれない。
Key Resources(主要リソース)
価値を提供する為の主要なリソースが何かを明確にする。
人、モノ、カネ、情報を明確にするところ。
Key Partners(主要パートナー)
価値を提供するための主要なパートナーは誰かを明確にする。
一つの会社で出来ることは限られている。バリューチェーンの考えも必要。
Customer Relations(顧客との関係)
顧客セグメントとのどんな関係になるのかを明確にする。
直接販売形式か、セルフサービスか、
Channels(顧客とのチャネル)
顧客とどんなチャネルで繋がるのか。
小売りなのか、ネット通販なのか。
Customer Segments(顧客セグメント)
価値を提供する顧客セグメントを明確にする。
マス市場なのかニッチ市場なのか。
どの地域の人なのか、年齢は、性別は。
★この顧客セグメントに関しては、コトラーのSTP分析というフレームワークが有名らしいので、別途確認しよう。
Cost Structure(コスト構造)
開発費、宣伝費、運営費など、その事業のコスト構造を明確にする。
Revenue Streams(収益の流れ)
顧客が何にお金を払うのか、どう収益を上げるのか明確にする。